ADHD中学生の困りごと|特別支援教室に手紙で相談してみた

ADHD

ADHDのある中学2年生の息子。

かばんの中はいつもぐちゃぐちゃ。大量のプリントが無造作に突っ込まれ、机の中にもプリントが溜まっている。

学校の提出物も、きちんと出せているのか分からない。

今回の定期テスト前には、特別支援教室(通級)で提出物や学習の計画を立ててもらい、本人もできる範囲では取り組んだ。

けれど、テストを終えてみると、計画どおりに進められたのか、提出物はきちんと出せていたのか、改めて確認したいことがいくつも出てきた。

特別支援教室では、かばんや机周りの整理整頓についても、すでに支援計画に組み込んでいただいている。

それでも、日々増えていくプリントを本人だけで管理するのは難しく、提出が必要そうなものまで混ざっている。

支援を受けていても、学校生活の自己管理にはまだまだ課題が多い。

一方で、家庭でのフォローにも正直なところ限界を感じている。

中学2年生になり、反抗期も重なって、私が注意すると言い争いになることが増えた。

だからといって、すべて本人任せにするわけにもいかない。

親がどこまで手を出すべきなのか。

そんな葛藤もあり、今後の管理方法や支援の仕組みを、改めて考える必要があると思った。

そこで今回は、現時点で特別支援教室にお願いしたいことを具体的に整理し、A4用紙の手紙にまとめて先生に渡すことにした。


今回、先生に相談したのは、次の3点。

  • 国語のテスト結果の振り返り
  • プリント類の整理・管理方法
  • テスト前に立てた提出物の計画と、実際の提出状況の確認

ただ「整理整頓が苦手です」「提出物が心配です」と伝えるだけでは、何をどう支援していただきたいのか分かりにくい。

そこで、家庭で気づいたことや、実際に困っていることをできるだけ具体的に書き出した。

① 国語のテスト結果を振り返ってほしい

今回の定期テストでは、社会や理科など、事前に取り組めた教科は結果にもつながった。

一方、国語は非常に厳しい結果だった。

英語や数学にも課題はあるけれど、一度にすべてを振り返るのは難しい。

今回は、まず国語に絞って考えてほしいと思った。

単に勉強不足だったのか。

それとも、問題文を読むことや、設問の意味を理解することに難しさがあったのか。

時間配分や集中の問題もあったのかもしれない。

点数だけを見て終わるのではなく、なぜその結果になったのかを本人と一緒に考えてほしい。

そして何より、本人自身が今回の結果をどう受け止めているのかも確認してほしかった。

▶ 関連記事:ADHD中学生の定期テスト結果について

② プリント類の管理方法を考えてほしい

今回、家に溜まっていたプリント類を、私がある程度仕分けした。

すると、教科ごとに管理方法が曖昧なものがいくつも出てきた。

例えば、理科のプリント。

ファイルに保管するものなのか、ノートに貼るものなのか。そもそも理科のノートはきちんと使っているのだろうか。

保健体育や家庭科のプリントも、そのまま溜まっている。

さらに、振り返りシートのようなものも何枚か出てきた。

本人に確認しても「知らない」と、どこか他人事。あまり気にしていないようだ。

これまでも、こうしたプリントが結局そのままになり、最後には処分されていたのではないかと思う。

もちろん、本人がきちんと管理できれば一番いい。

けれど、息子にとっては、かなり難しい。

だからこそ、「もらったプリントをどうするか」が本人にも分かる、できるだけシンプルな方法を考えていただきたいと思った。

③ 計画を立てた提出物は、本当に提出できていたのか

今回のテスト前には、特別支援教室で提出物の計画を立てていただいた。

家庭でもある程度確認し、本人も「やった」と言っていた。

理科や社会については、実際に取り組んでいたはずだ。

けれど、それがきちんと提出できていたのかは分からない。

そして、テスト後しばらくして、机の上に置かれたままの国語の漢字練習テキストを発見した。

これは、そもそも取り組んでいなかったのだろうか。

それとも、取り組んだけれど提出できなかったのだろうか。

「課題をやること」と「提出すること」は別の問題なのだ。

計画を立ててもらったこと自体はありがたかった。

でも、その計画が実際にどこまで実行できたのか、提出までつながったのか。

そこまで振り返って確認する必要があると感じた。

そこで、テスト前の計画と実際の取り組み・提出状況を、本人と一緒に振り返っていただきたいとお願いした。

▶ 関連記事:ADHD中学生のテスト勉強|支援教室で計画を立てても、すぐには始められない


今回は、相談内容を文章にまとめるだけでなく、家で見つかったプリント類も一緒にファイルに入れて渡した。

実物を見てもらった方が、何に困っているのか伝わりやすいと思ったからだ。

先生も日々多くの生徒を見ている。

家庭で何が起きているのか、どんなプリントが溜まっているのかまでは、こちらから伝えなければ分からないこともあると思う。

また、口頭ではなく手紙にしたことで、私自身も相談したいことを整理できた。

先生にも時間のあるときに確認していただけるし、お願いした内容が記録として残る。

困りごとを漠然と伝えるのではなく、具体的に整理して相談する。

今回、私が意識したのはそのことだった。

後日、先生から手紙が戻ってきた。

私が書いた相談内容に対して、青いペンで一つひとつ丁寧に返事を書き込んでくださっていた。

特別支援教室の先生に渡した手紙。相談内容に対して、具体的な対応を書き込んで返してくださった。

今回の相談と、それに対する先生の対応を整理すると、次のようになる。

相談したこと先生からの対応
プリント類の整理・管理先生と一緒にノートに貼り付けるなど、具体的な管理方法を決める
提出物の計画と提出状況テスト後に表を作り、取り組み・提出状況を振り返る
国語のテスト結果本人と振り返る時間を設ける予定

特にありがたかったのは、提出物について、テスト前に計画を立てるだけでなく、テスト後にも実際の取り組みや提出状況を確認する仕組みを考えていただけたこと。

計画を立てるだけでは、息子の場合、最後までできたかどうかが分からない。

だからこそ、振り返りまで含めて支援していただけるのは心強い。

国語のテストについては、まだ時間が取れず、振り返りは実施できていない。

それでも、お願いしたことに対して具体的な対応を考えていただけたのは、とてもありがたかった。

もちろん、方法が決まったからといって、息子がすぐにできるようになるわけではない。

実際に続けられるかどうかは、これからの課題だ。


今回のやり取りを通して、改めて感じたことがある。

特別支援教室をいかに有効活用できるかは、こちらからの働きかけも大切。

息子はすでに、かばんや机周りの整理整頓についても支援を受けている。

けれど、支援計画に入っているからといって、日々の困りごとがすべて解決するわけではない。

中学生になり、教科ごとの持ち物やプリント、提出物の管理も複雑になってきた。

そして、学校での取り組みは、今後の進路にもつながっていく。

やるべきことをやる。

その大切さを、少しずつでも本人に自覚してほしい。

ただ、今の息子にとって、それを一人で実行するのはかなり難しい。

だからこそ、必要なフォローは欠かせない。

学校での様子と家庭での困りごとを共有しながら、本人に合った方法を考えていきたい。

特別支援教室に通っているだけでなく、こちらからも具体的に働きかけることが必要なのだと思った。


今回の相談には、私自身の思いもある。

そろそろ、学校生活の管理やフォローを、私一人で担い続けることに限界を感じている。

かばんの中を整理する。

机の上に溜まったプリントを仕分けする。

提出物が終わっているか確認する。

やるべきことを何度も声かけする。

これまでも、ずっとそんなことを繰り返してきた。

けれど、中学2年生になった今、私が言えば言うほど反発する。

勉強や提出物の話をするたびに、親子で言い争いになる。

私だって、毎日そんなことばかり言いたいわけではない。

かといって、すべて本人任せにすれば、やるべきことがそのままになってしまう。

手を出せば何とかなる。でも、いつまでも親が手を出し続けていいのだろうか。

その葛藤は、ずっとある。

だからこそ、学校でのことは、できるだけ特別支援教室の先生にお願いしていきたい。

親が何度も注意するのではなく、先生と一緒に振り返り、本人が取り組みやすい仕組みを作っていく。

親は家庭での困りごとを把握し、必要なことを学校に伝える。

そんな役割に、少しずつ変わっていけたらと思う。

親が手を放すことは、支援をやめることではない

今回、手紙を書いて相談したことで、具体的な支援方法を先生と共有することができた。

まだ国語の振り返りも終わっていないし、プリントや提出物の管理が今後うまくいくかも分からない。

それでも、学校の力を借りながら考えていく方向に、一歩進めた気がしている。

親が手を放すことは、支援をやめることではない。

息子に必要な支援を考え、学校と共有し、できることから仕組みを整えていく。

そして、本人が少しずつ、自分でできることを増やしていく。

そのためにも、特別支援教室をもっと積極的に活用していきたい。

息子の自立のためにも。

そして、これからの親子関係を守るためにも。

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