「やればできるのに」と思ってしまう
「やればできるのに」
何度、
そう思ったかわからない。
やっても、
もう理解が難しい分野もある。
数学や漢字は、
かなり苦戦している。
でもそれ以外は、
実際、やれば理解できないわけではなかった。
特に中学に入ってから、
そう感じる場面が増えた。
好きな教科。
たとえば地理。
恐竜博士だった頃と同じように、
驚くほどの知識吸収力を見せることがある。
興味を持ったものに対しては、
こちらが驚くくらい深く覚えていく。
そこだけ見れば、
定型発達の子よりも、
ずっと突出して見えることもある。
興味があれば、
美術や家庭科のような暗記系の教科も、
比較的すっと入っていくように感じた。
だからこそ、
「やればできるのに」
と思ってしまう。
“始められない”という壁
でも、
“勉強”として取り組むことが、
ほとんどできない。
始められない。
机に向かうまでが遠い。
取りかかるまでに、
全部止まってしまう。
だから私は、
「なんで始めないの?」
と何度も言ってしまった。
やらない。
動かない。
好きなことばかりしている。
そんなふうに見えて、
苦しくなることが多かった。
息子自身も、
「やらなきゃいけない」
ということは、
頭ではわかっているらしい。
でも、
できない。
本人も、
どうして始められないのか、
うまく説明できないみたいだった。
以前、
家庭学習としてタブレット教材の「すらら」も試していた。
でも、
そもそも家で追加学習に向かうこと自体が難しかった。
▶︎ ADHD気質の息子とタブレット学習|すららが続かなかった理由
「できない」より、
“始められない”ことの方が、
息子にとっては大きな壁なのかもしれない。
今探していること
だから今は、
“取り組める形”を探している。
家では難しくても、
外だったら少しは取りかかれるかもしれない。
そう思って、
放課後デイサービスを一日増やすことにした。
▶︎ 家で勉強できない中学生|放課後デイサービスを増やした理由
本当は、
個別指導塾で、
得意な教科だけでも見てもらいながら、
「できる」をもっと伸ばして、
自信につながっていけばいいと思っている。
いつか、
そういう形で学べる日が来たらいい。
そう思いながら、
今日もまだ、答えが出ない。
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