ADHDのある中学2年生の息子。
これまでテスト前になると、私が提出物や勉強の予定を一緒に確認してきた。
けれど今回は、できるだけ息子の学習に関わらないようにしようと決めた。
1学期に行われた特別支援教室の面談で、テスト前の提出物と学習スケジュールを、先生と一緒に立ててもらえないか相談していたからだ。
特別支援教室の面談で相談した内容については、こちらの記事に詳しく書いている。
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親子で計画を立てるたびに言い争いになった
息子は、自分で提出物を管理し、順番を決めて取り組むことが難しい。
これまでは、私が息子と一緒に計画表へ予定を書き込んでいた。
何を、いつまでに、どのくらい進めるのか。
一つずつ確認しながら、何とか計画を立てようとしてきた。
けれど、息子は反発する。
話し合いはすぐに言い争いになり、荒れてしまうこともあった。
こちらは手伝っているつもりなのに、返ってくるのは文句や反抗的な態度ばかり。
私も次第に疲れてしまった。
もう、親子で一緒に計画を立てることにはお手上げだった。
5教科のテストと提出物
9月には、5教科の定期テストがある。
テストに合わせて、提出しなければならない課題もある。
提出物については、今回も合理的配慮をお願いしている。
書く量の多い課題を中心に減らしてもらい、数学も基礎問題だけにするなど、取り組む量を大幅に調整してもらっている。
配慮してもらった課題を、何とか最後までやり切る。
そのための計画が必要だった。
今回は、特別支援教室の時間に、息子と先生で計画を立ててもらった。
作成した計画は、学校のタブレット内に保存されている。
私は、その内容を確認していない。
正確には、息子が見せてくれないため、どのような計画を立てたのか把握できていない。
今回は計画づくりを手放すことにした
今回は、できるだけ関与しないと決めた。
私が関わったところで、言い争いになることは分かっている。
それでも、口を出さずに見守ることは簡単ではなかった。
提出物は進んでいるのか。
今日やる予定の勉強は終わったのか。
つい確認したくなる。
それでも今回は、計画を立てることや進み具合を細かく管理することを、私の手から離してみることにした。
計画はあっても、すぐには始められない
息子からは、「計画どおりにやらなければ」という意識が感じられた。
しかし、計画があることと、すぐに取りかかれることは別の問題だった。
学校から帰ると、まず携帯を見る。
先に勉強や提出物を済ませることは、ほとんどない。
そのため、携帯には厳しめの時間制限をかけている。
1時間で強制的に使えなくなり、そこでようやく動き始める。
それでもすぐに机へ向かうわけではない。
ソファに寝転んだり、工作を始めたり、別のことに気持ちが向いてしまう。
ようやく机に向かったと思っても、必要な教材を探すところで止まることもある。
計画を立てることと、実際に取りかかることには、それぞれ別の難しさがあるのだとあらためて感じた。
一方で、「今日やること」がはっきりしているだけでも、取りかかるまでのハードルは少し下がったように思う。
たくさんの提出物やテスト範囲の中から、
「今日は何をするのか」
「今から何を始めるのか」
を自分で決める。
息子にとっては、そこからすでに難しい。
やりたくない課題なら、なおさらだ。
「今日はこれをやる」と決まっていれば、少なくとも毎回ゼロから考えなくて済む。
計画を立てれば、すべてがうまくいくわけではない。
それでも、何から始めるかを決める負担が減ることには、意味があるのだと思う。
「関与しない」のではなく、関わる範囲を変える
少しずつではあるが、息子にできることは増えている。
本人の中にも、「やらなければいけない」という意識が以前より高まっているように感じる。
とはいえ、親がまったく関与しないのは難しい。
本人に任せきりにすれば、携帯をずっと見続けてしまうだろう。
だから携帯には時間制限をかけているし、必要な声かけをすべてやめたわけでもない。
今回やめたのは、
- 親が計画を作ること
- 進み具合を細かく確認すること
- 計画から遅れていることを責めること
だ。
「疲れた」と言って勉強には取りかからず、携帯を見たり工作をしたりしている姿を見て、私が我慢できなくなったこともある。
結局、言い争いになった日もあった。
すべてを穏やかに見守れたわけではない。
それでも以前と比べれば、私が抱える部分は少し減った。
「関与しない」というよりも、親が関わる範囲を変えた。
今は、その方が近いように思う。
完璧にやり切ることだけを目標にしない
これまで、テストや提出物をめぐって、親子で何度も同じようなやり取りを繰り返してきた。
その積み重ねがあるから、すべてを計画どおりに、完璧にやり切ることは難しいと分かっている。
今は、私の中にも少しずつ諦めと許容が生まれている。
できる範囲でやればいい。
苦手なことは、合理的配慮を受けながら最低限取り組めればいい。
そして、本人にできることを少しずつ増やしていきたい。
苦手なことを完璧にするためだけに、すべての力を使わなくてもいい。
その先で、息子が自分の得意なことを生かし、力を発揮できる場所に出会えたら。
今は、そう願っている。
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