習い事の紆余曲折|ADHD息子ヒストリー④|うまくいかない理由がわからなかった頃

ADHD

小学校に入る前から、
息子は字を書くことがとても苦手だった。

入学前に
ひらがなだけでも書けるようになればと思い、
公文を始めた。

でも公文の学習スタイルは、
息子にはかなり難しかった。

公文は
毎日プリントをやる
コツコツ積み上げ型の学習。

教室でも
なかなか集中が続かない。

落ち着かない。

当時の私は
まだADHDという言葉も知らなかった。

だから

「やる気がないのかな」
「甘えているのかな」

そんなふうに思っていた。

今振り返ると、
公文は息子の特性とは
かなり相性の悪い習い事だったと思う。

半年ほどでやめた。


幼稚園のサッカークラブにも入った。

父親がサッカー経験者だったこともあり、
少し期待もあった。

でも現実は違った。

ボールが回ってこないと

泣く。
怒る。

途中で
まったく別のことに気を取られてしまう。

団体スポーツの難しさを
強く感じる時間だった。

結局、
卒園とともに退団した。


運動系で唯一続いたのが
スイミングだった。

自宅から徒歩5分の場所に
スイミングスクールがあった。

これは本当に
ラッキーだったと思う。

息子は
水が好きだった。

でも進級は
とても遅かった。

周りがどんどん
先に進んでいく。

それでも息子は

水で遊んでいるような感じで
楽しそうに通っていた。

私は

「体力づくりになればいいか」

そう割り切っていた。

すると小学生になる頃から
少しずつ進級するようになり、
最終的には四泳法をマスターした。

サッカーと違って
個人競技。

自分のペースで
ひたすら泳ぐ。

今思うと
ADHDの子には
合いやすい運動なのかもしれない。

スイミングは
中学1年まで続いた。


第一子だったこともあり、
早期英語教育がいいのかもしれないと思った。

年長のとき、
英語教室に通い始めた。

幼稚園のころは
歌ったり遊んだりしながら
楽しく通っていた。

その後、別の英語教室に変え、
小学3年生まで続いた。

通うこと自体は問題なかったが、
宿題が出るようになり、
少しずつ様子が変わってきた。

小3になると
単語を書いたり覚えたりする学習が増えた。

ここで完全につまずいた。

書くことがとても苦手な息子には
英単語を書くことが
大きな負担になってしまった。

英語は
だんだんストレスになり、
教室をやめることになった。

その後も

「英語ができたら将来の武器になるかもしれない」

そう思い、
オンライン英会話なども試してみた。

でも
興味が続かず、
結局どれも長くは続かなかった。

英語学習は
大きな挫折になってしまった。

(※オンライン英会話や英語学習の体験については、
別の記事にまとめる予定です。)


タブレット学習のスマイルゼミも試してみた。

始めたのは小学1年生。
まだADHDなんて疑うこともなかった頃だ。

公文もやめたし、
タブレットなら楽しく取り組めるかもしれない。

そう思った。

でも、他に楽しいことがあると
スマイルゼミに取り掛かること自体が
だんだん難しくなっていった。

やらない単元が
どんどん溜まっていく。

私のイライラも増えていった。

その後、
発達特性のある子にも向いていると聞き、
すららも試してみた。

キャラクターが説明してくれる
対話型の教材だった。

でも息子の場合は
そもそも学習に取りかかること自体が
やはり大きな壁だった。

教材が良いかどうか以前に、

「勉強を始める」ことが難しい。

それが現実だった。

結局、
タブレットを開く習慣自体が
なかなか定着しなかった。


振り返ると、
息子の習い事は
うまくいかないことの方が多かった。

「どうして取り組めないんだろう」

そう思っていたし、
今もそう思うことばかりだ。

でも今は
少し違う見方もしている。

息子は

好きなことには
驚くほど集中する。

でも
興味がないことは
どうしても取り組めない。

そんな特性を
たくさんの挫折を通して
少しずつ理解している今日この頃だ。

✎ この記事は「ADHD息子ヒストリー」シリーズです

👉 前の記事はこちら
WISC検査で見えた息子の特性|ADHD息子ヒストリー③特性が見えた日

👉次の記事はこちら
母の限界と放課後デイサービス|ADHD息子ヒストリー⑤はじめての外の支え

▶ ヒストリー一覧
① 恐竜博士だった息子|ADHD息子ヒストリー①興味ドリブンの幼少期
② 幼少期に感じていた違和感|ADHD息子ヒストリー②癇癪と過集中
③ WISC検査で見えた息子の特性|ADHD息子ヒストリー③特性が見えた日
④ 習い事の紆余曲折|ADHD息子ヒストリー④うまくいかない理由がわからなかった頃
⑤ 母の限界と放課後デイサービス|ADHD息子ヒストリー⑤はじめての外の支え
⑥ 好きは力になる|ADHD息子ヒストリー⑥見えた「得意」を伸ばす

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