息子は、
昔から「好き」が強い子だった。
興味を持つと、
その世界にどんどん入り込んでいく。
恐竜。
生き物。
魚や爬虫類、両生類。
ミニ四駆。
LEGO。
工作。
ガンダム。
プラモデル。
興味の幅は広く、
その時によって夢中になるものは違う。
でも、
忘れたころにまた再熱して、
ぐるぐる巡っているような感じがある。
その中の一つが、
航空の世界だった。
小さいころから飛行機は好きだったけれど、
映画『Top Gun』をきっかけに、
そこから一気に世界が広がっていった。
戦闘機。
ブルーインパルス。
空母。
航空自衛隊。
YouTubeで動画を見ながら、
機体の名前や性能まで、
どんどん覚えていく。
厚木基地へ行った時も、
並んでいる戦闘機を見ながら、
目を輝かせて説明してくれた。
「次は航空自衛隊 入間基地の航空祭に行きたい」
と話している。
ブルーインパルスを見たいらしい。
航空祭の動画を見ながら、
展示飛行のことや、
基地ごとの特徴まで調べている。
好きなことになると、
本当に止まらない。
飛行機の性能。
航空機事故。
戦闘機の歴史。
気づけば、
あらゆる航空関連の知識を吸収している。
その姿を見るたびに、
「こんなに夢中になれるものがあるって、幸せなことなのかもしれない」
と思う。
普通の感覚だと、
ここまで一つの世界に没頭することは、なかなかない。
しかも息子は、
夢中になるものが次々に現れる。
私は最近、
“好き”や“好奇心”が、息子を動かしている
と強く感じるようになった。
ADHD気質の特性として、
興味のあることへの集中力や吸収力は、
本当にすごい。
もちろん、
日常生活では困りごともある。
でも同時に、
この「好きに没頭できる力」を、将来につなげられる道はないのだろうか。
そんなことを考えるようになった。
中学二年生になり、
高校進学についても、少しずつ現実的に考える時期になってきた。
今まさに私は、
息子の進路について調べ始めている。
その中で見つけた一つが、
日本航空高等学校 通信制課程だ。
航空や飛行機が好きな子にとって、
興味のある分野を学べる環境は、
もしかしたら大きな力になるのかもしれない。
本音を言えば、
航空好きな息子を見ながら、
「パイロットになれたら素敵だな」
と夢を見ることもある。
でも同時に、
「不注意優勢型ADHDの息子には、パイロットはかなり厳しいだろうな」
とも思う。
それでも、
航空整備。
空港スタッフ。
航空関連の技術職。
飛行機に関わる仕事は、
きっと他にもたくさんある。
好きなことを入り口にして、
未来につながる道が見つかるかもしれない。
ひとまず資料請求をして、
機会があれば見学にも行ってみようと思う。
この“好きに突き動かされる感じ”は、
小さいころからずっと変わらない。
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