幼少期に感じていた違和感|ADHD息子ヒストリー②|癇癪と過集中

ADHD

今振り返ると、
小さいころからいくつかのサインはあった。

好きなことへの過集中は、
あらゆる場面で見られた。

恐竜に夢中で、図書館で何冊も本を借り、
どんどん知識を吸収していく。

家では、好きなことにとことん没頭する。

おもちゃも、その一つに魅了されると、
まるでその世界に入り込んだように遊び続けた。

恐竜遊びはもちろん、
トミカ一つでも、ひたすら「ブーン、ブーン」と走らせていた。

特にお気に入りは、
トミカのヘリコプター。

プロペラをひたすら回し、
プルプルと空を飛ばしていた。


そして、部屋はいつもカオスだった。

足の踏み場もない。

おもちゃ。
図鑑。
工作の材料。

片付けは、ほとんどできない。

でも当時は、
「子どもなんてそんなものかな」と思っていた。

年齢的にも、
親がフォローすれば大きな問題にはならなかった。


感情の面では、癇癪が激しかった。

思い通りにいかないと、
ひっくり返って泣く。

ほしいものが買ってもらえないと、
泣き叫んで動かなくなることもあった。

気持ちの切り替えが苦手で、
一度スイッチが入ると長い。

これも当時は、
「子どもだからそんなものかな」と受け止めていた。

大変ではあったけれど、
それほど特別なことだとは思っていなかった。


幼稚園でも、
登園準備や持ち物の管理はできなかった。

よく友達の体操着を持って帰ってきたり、
忘れ物をしたりしていた。

また、よく泣く子でもあった。

自分の思いが強く出る子でもあった。

運動会で、
気持ちが乗らず、
一人だけしゃがんでいることもあった。

サッカーで自分にボールが回ってこないと、
泣きながら友達に怒ってしまうこともあった。

言いたいことがうまく言えず、
壁に頭を打ちつけるような行動を
してしまうこともあった。

でも集団生活から逸脱することはなく、
周りの子たちもまだ幼い時期だった。

息子だけが特別目立つことはなかった。


小学校に入り、
一年生になると少し様子が変わってきた。

宿題。
プリント。
忘れ物。

そして、身の回りの整理整頓。

できないことが、
少しずつ目立ち始めた。

ランドセルの中は、
いつも混沌としていた。

息子の机の周りには、
いつも何かが落ちていた。

担任の先生に相談すると、

「一年生なんてそんなものですよ」

そう言われた。

疑問を抱えながらも、
私はその言葉を受け止めていた。


でも。

小学二年生になり、
一学期が終わるころ。

違和感は、
かなり大きくなっていた。

一学期末。
担任との初めての面談。

学校での様子を聞いたとき、
問題は整理整頓や忘れ物だけではなかった。

私ははじめて思った。

「これは、
ただの性格じゃないのかもしれない。」


授業中に気分が乗らず、
床でうずくまってしまうことがある。

うまくいかなかったり、
注意されたりすると、
泣いて教室を飛び出してしまう。

活動に参加できなくなることもあった。

教室の立ち歩きもあった。

また、声をかけないと活動ができない。
声をかけても、できないことも増えていった。

周りの子と、
明らかに何かが違う。


その面談のとき、
担任の先生から

特別支援教室

の案内を受けた。

発達に特性のある子どもを
サポートする教室だった。

私は直感的に思った。

「息子には、
こういう支援が必要なのかもしれない。」


そこから、
発達障害やADHDについて
調べ始めた。

ネットだけではなく、
図書館でたくさんの本を借りて読んだ。

読み進めるうちに、
私は少しずつ理解していった。

息子の特性。
これまで感じていた違和感。

そして、

「もしかすると、
息子はADHDなのかもしれない」

そのとき、
胸の奥が静かにざわついた。


ここから、
私と息子のADHDとの向き合いが
本格的に始まった。

たくさんの読んだ本の中で、
特に参考になった一冊がこちらです。

『ADHD 注意欠如・多動症の本(育ちあう子育ての本)』

✎ この記事は「ADHD息子ヒストリー」シリーズです
👉 前の記事はこちら
恐竜博士だった息子|ADHD息子ヒストリー①興味ドリブンの幼少期

👉 次の記事はこちら
WISC検査で見えた息子の特性|ADHD息子ヒストリー③特性が見えた日

▶ ヒストリー一覧
① 恐竜博士だった息子|ADHD息子ヒストリー①興味ドリブンの幼少期
② 幼少期に感じていた違和感|ADHD息子ヒストリー②癇癪と過集中
③ WISC検査で見えた息子の特性|ADHD息子ヒストリー③特性が見えた日
④ 習い事の紆余曲折|ADHD息子ヒストリー④うまくいかない理由がわからなかった頃
⑤ 母の限界と放課後デイサービス|ADHD息子ヒストリー⑤はじめての外の支え
⑥ 好きは力になる|ADHD息子ヒストリー⑥見えた「得意」を伸ばす

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